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刻之共鳴ー 竹市求仙・何柏青 日中刻字芸術交流展
刻字への情熱と探究心が共鳴した日中両作家による芸術交流展
©︎ nichukokujiart.eventevent.info

Koku no kyōmei

刻之共鳴―

「刻之共鳴ー 竹市求仙・何柏青 日中刻字芸術交流展」は、文字を彫り刻み立体として表す“刻字(こくじ)”に焦点を当てた日中交流展です。筆致の抑揚や余白の緊張、素材の質感が彫りと彩によって立ち上がり、光と影が文字の気韻を鮮やかに浮かび上がらせます。


本展では新作・旧作 各40点、計80点を一堂に展示。木・合板など多様な素材と技法を比較しながら、東アジアに連なる文字文化の共通性と個性を体感いただけます。


出品作家は、日本の刻字を端正に構成する竹市求仙(群馬)と、現代刻字を総合芸術として探究する何柏青(上海)。二人の美意識が呼応し合う「刻の共鳴」を、銀座の会場でぜひご高覧ください。

Takeichi Kyusen Profile

竹市求仙(たけいち・きゅうせん)プロフィール

1945年群馬県藤岡市生まれ。号は「求仙」。


駒澤大学大学院修士課程修了後、群馬県立藤岡高等学校で書道教諭として勤務。その後、光徳寺第32世住職、社会福祉法人光徳会理事長を務め、教育と地域文化の発展に尽力している。


大学時代に書家・桑原翠邦氏に師事し、「迷ったら臨書に戻れ」という教えのもと書の基礎を学ぶ。篆刻家・長揚石氏の門をたたき、刻字に出会い、その魅力に引かれて創作を始める。「書・彫・彩」を一体とする刻字を自らの表現の中心に据え、60年以上にわたり研鑽を重ねてきた。作品は雙林寺、仁叟寺、松竹院、浄雲寺など各地の寺院に奉納され、寺号額や山号額として掲げられている。


2025年、高崎高島屋アートギャラリーで刻字歴六十周年記念展を開催。現在、毎日書道展審査会員、日本刻字協会理事、日本刻字展審査会員、群馬刻字協会理事長、上毛書道三十人展役員などを務め、創作と後進の育成に努めている。

Takeichi Kyusen Works

竹市求仙 作品(一部抜粋)


He Baiqing Profile

何柏青(か・はくせい)プロフィール

1962年、上海市に生まれる。祖籍は浙江省余姚。


華東師範大学中国語学科を卒業後、上海戯劇学院書法研究生課程を修了。2013年、清華大学美術学院刻字芸術高級研修班にて王志安氏に師事し、書・構成・彫刻・篆刻・色彩を融合した総合芸術としての刻字を学ぶ。幼少より書に親しみ、五歳で外祖父から筆を学ぶ。外祖父は蘇州の私塾で書法と国学を教えており、手書きの『百家姓』を臨書したことが書との出会いとなった。


1980年代に中国で現代刻字の新しい潮流が生まれると刺激を受け、日本の刻字芸術にも関心を抱く。1990年代には創作活動を本格化し、2011年に上海市書法家協会の刻字専門委員会が設立されると初代副主任を務め、教育と研究の発展に寄与した。これまでに500点を超える作品を制作し、2019年には「板上心語」三人刻字展を開催。刻字を通じて日中の文化交流を積極的に推進している。

He Baiqing Works

何柏青 作品(一部抜粋)


Exhibition Details and Access

展示会詳細

「刻之共鳴ー 竹市求仙・何柏青 日中刻字芸術交流展」


開催期間:2025年11月24日(月・振)~11月30日(日) 

※11月24日は特別招待日、一般公開は11月25日より


開場時間:11:00~17:00(最終日は16:00閉幕)

会場:セントラルミュージアム銀座 (東京都中央区銀座3丁目9-11 紙パルプ会館5階)


電話:03-3546-5855


入場料:無料


主催:株式会社大陸

後援:日本刻字協会、上毛新聞社、群馬刻字協会、求真会、株式会社古梅園、日本蘭亭会

日中文化展覧協会、上海総合芸術学会、上海胡問遂芸術館、上海菩提書画院

上海静安区書法家協会、上海浦東新区書法家協会、上海市海上蘭亭書法院